start-02 3. WEBサイトの種類 Webサイトにはさまざまな種類があります。まずは、Webサイトの種類ごとに、役割やコンテンツ例、制作のポイントについて解説します。それぞれの違いを理解し、課題を解決するために適切なWebサイトの種類を判断できるようになりましょう。 4.1 コーポレートサイト コーポレートサイトは、企業の顔となる重要な存在です。「ブランド認知」「イメージ向上」「信頼の獲得」を目指し、情報発信が行われます。また、社内向けにナレッジを共有するツールとして使用することも可能です。 日本郵政 トヨタ自動車 全日本空輸 コーポレートサイトには、さまざまな人がアクセスします。一般のユーザーであれば、本サイトを通じてその企業の事業や取り組みに関する情報、株主や投資家であれば、事業や経営の状況に関する情報が必要になります。ユーザーそれぞれの立場に立った動線の設計とコンテンツが必要となります。 4.2 メディアサイト メディアサイトとはニュースや特定の専門記事コンテンツで構成されるサイトです。情報を求めてきたユーザーと交流したり、商品購入に誘導したりとブランディングやマーケティングにも効果的です。 株式会社LIG クックパッド 4.3 採用サイト 採用サイトは、人材採用を目的としたWebサイトです。社風に合った優秀な人材を獲得するためにも、ぜひ用意しておきたいサイトといえます。 インバウンドリクルーティングに力を入れたい場合は、コーポレートサイトの一部ではなく、独立したWebサイトを制作しましょう。会社概要や代表メッセージなど、コーポレートサイトと同じコンテンツであっても、求職者向けに内容をアレンジすることで、興味関心の度合いは大きく異なるからです。 株式会社Live出版 株式会社ホットライン 採用サイトを訪れるユーザーは、少なからずその企業に興味を持っているはずです。そうしたユーザーに自社の魅力をわかりやすく印象的に伝えるため、ビジュアルやコピーといった表現にもこだわりましょう。また、プロジェクトストーリーや座談会などの独自のコンテンツを開発することも重要です。 4.4 ショッピングサイト ショッピングサイトは、モノやサービスの売買する場を提供するWebサイトです。自社ショッピングサイトでは、商品の販売のほか、新規顧客の獲得、商品の認知度向上、ブランディングといった役割も果たすことができます。 楽天市場 商品情報は、簡潔にわかりやすく記載しましょう。ユーザーが商品を購入したくなるような販促コンテンツも用意したいところです。また、ショッピングサイトでありがちなのが、商品の数が多すぎてカテゴリなどが整理されず、煩雑なサイトになってしまうことです。検索性や回遊性についてもしっかりと検討しましょう。 4.5 ポートフォリオサイト ポートフォリオサイトとは、自分の作品を紹介したWebサイトのことです。 Webデザイナーやイラストレーター、カメラマンなどフリーランスで仕事をするクリエイターは、ポートフォリオサイトから仕事の依頼を得ている場合も多いです。 DRAGON OGAMI 尾上のポートフォリオ作成例です。トップページから自己紹介、コンセプト、自己紹介、スキル、モットー、手掛けた作品などアクセスしてすぐにわかるようにまとめており、シンプルな設計になっているため、直感でわかりやすくレイアウトされています。 4.6 Webアプリケーションサイト Webアプリケーションサイトとはブラウザ上で利用できるアプリのことです。手軽さが特徴で、ユーザーにとっても、開発する企業にとっても双方にメリットがあります。 spotify 音楽ストリーミングサービスのspotifyはWebブラウザ上で曲を再生し、他ページへ移動してもそのまま再生を継続させています。ユーザーにスムーズに音楽を提供するリッチコンテンツWebアプリケーションサイトです。 前に戻る 次に進む