start-01 5. ググる技術 あなたは知りたいことを調べる時、何をしますか?ほとんどは「検索する」という手段を取ると思います。ですが、たまに「検索する」という発想が出てこない人もいますね。 「なんでも教えてくれる魔法の板があるのに、どうしてなんでもかんでも人に聞くのか?」 と、不思議に思うことがあります。徹底的に真似る。これはデザインにおいても仕事においても生きていく上で大事なスキルになります。 検索せずに人に聞く理由は色々あると思います。 ・検索するのがめんどくさい・検索してみたけどさっぱりわからない・聞いた方が早いんじゃない? でもたまに、『そもそも検索することができない人』というのがいます。 なんでできないのか、検索を当たり前に使っている身からすると不思議で仕方がないですね。でも「検索は技術」と思うと、できないのも結構納得できます。 私達がなぜ日本語を話せるのか? 小さい頃から繰り返し使って、仕組みをある程度理解しているからです。検索するという技術を使えているのも、ある程度仕組みを理解できているからです。 検索するために必要な技術は、以下の2つ。 ①検索結果をイメージできること ②適切なキーワードを選択できること 何かを検索する時、無意識に上の2つの技術を使って、欲しい情報を探しています。 例えば、鶏肉スープの作り方を知りたい場合、無意識に頭の中でクックパッドのページなどのイメージを思い浮かべます。 そしてそのページに載っていそうなキーワードを想像して、検索キーワードを決めています。 事前にそういうイメージを作ることができるので、鶏肉の他に玉葱があったら「鶏肉 + 玉葱 + スープ + レシピ」のようなキーワードで検索するといった技を使うことができるわけです。 では何故、検索結果をイメージし、適切なキーワードを選択することができるのか?普段からネット上に無数に存在するページを、恐ろしくたくさん見ているからです。 頭の中に記憶された膨大なネット情報があるからこそ、「今欲しい情報は、たぶんあの時見たあのページみたいなのに載っているから、キーワードはこうだな」と想像することができます。 鍛錬の賜物、要するに技術なんです。 おそらく、検索ができない人、下手な人というのは、検索結果をイメージできるほど、情報を持っていない状態です。前述の通り、鍛錬の賜物なので、今すぐ出来るようになるものではありません。 ググり力がないと話にならないWEB業界 ググるのは30秒、暗記するのは数週間by 尾上 デザイナーがhtml・php・jQuery・JavaScriptなど、その言語の全てを理解することは実質不可能です。尾上自身pythonを書いたりrubyを書いたりphpを書いたり、いろいろやっているとif文やfor文の使い方がわからなくなったりするので毎回ググります。 プログラミングの文法を覚えておく必要などは全くないです。覚える時間は無駄です。完璧に記憶するには数週間かかります。一方でググるのは30秒でおわります。圧倒的にググりの効率の良さがわかります。 ググり力をさらにあげるコツ ■googleの除外検索わからないことを調べたら違うことについて書いてあるサイトがでてきた、なんてことはよくあります。検索をかけているキーワードと関係ないものが出てくるんですね。こういう時に便利なのがgoogleの除外検索機能です。除外したい文字の前に「-」をつけて検索します。例えばデザイナーを除外したい場合は「-デザイナー」と入力します。 ■googleの完全一致検索googleはタイプミスを考慮にいれて設計してくれているため、似ている言葉が引っかかってしまう可能性があります。こういう時にはgoogleの完全一致検索を使います。一致させたい文字列を「””」で囲います。 ■googleの「OR検索」あるキーワードとあるキーワードのどちらか(もしくは両方)を含むページを検索したいときに利用するのが「OR検索」です。「OR検索」は、キーワードとキーワードの間に半角の「OR」を入れます。また、「OR」の前後にはスペースを入れます。例えば、沖縄旅行と北海道旅行の情報を、どちらでもよいので調べたい、というときには、検索キーワードを「沖縄旅行 OR 北海道旅行」と入力し、検索します。 ■できれば最近更新された新しいサイトを読むWEB関係は日々新しく情報がアップデートされていっています。アップデート後の状態で作業をしているのに、ググって出てきた結果がアップデート前っていうことも多々あります。google検索ではサイトが最終更新された時期を指定して検索をかけることができます。 ここの「ツール」をクリックすると、下にメニューバーが現れるので「期間指定なし」を希望の期間に指定します。1年以内なら比較的信用してもいいかなと思います。 前に戻る 次に進む